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日本の水は本当に安全?水道水や天然水の水質基準とは?
2022.12.07

「日本の水道水は安全」とよく聞きますが、本当に安全か気になったことはありませんか?
10年以上前には水道水の安全性を気にする方は少数派でしたが、近年では飲み水や食べ物の安全性を気にする方が多数派です。
結論をいえば、日本の水道水は安全です。
この記事では、日本の水道水が海外の水道水と比べて安全だといえる根拠を解説します。
あわせて、健康的なイメージが強い天然水の安全性についても説明します。
「本当に安全な水」を選ぶために、水道局で設けられている水質基準や食品衛生法における検査項目について理解しましょう。
目次
水道水は本当に安全?
「水道水=安全」のイメージは強いですが、水道水だからといってどの国でも安全であるわけではありません。
日本のように安全な国もあれば、水道水が飲めない国もあります。
なぜ水道水がそのまま飲めない国があるのかというと、国土が広すぎて整備が難しかったり水源が確保できなかったりするからです。
歯磨きの終わりにミネラルウォーターでゆすぐ国もあるため、水道水だからといって油断しないようにしましょう。
日本を含む9か国は安全といわれている
厚生労働省の発表によれば、「水道の水をそのまま飲める国」は日本を含む9か国のみといわれています。
世界の水の現状については、以下の画像の通りです。
世界のほとんどで水道水をそのまま飲めないことがわかります。
引用:厚生労働省「令和3年版日本の水資源の現況」
https://www.mlit.go.jp/mizukokudo/mizsei/mizukokudo_mizsei_tk2_000028.html
アジアでは水源の確保やインフラの整備が難しいですが、日本は水質のよい水道水の供給が可能です。
そのため、日本の水道水を利用する際に敏感にならなくてもよいでしょう。
厚生労働省により水質基準項目と基準値が定められている
水道水は厚生労働省によって水質基準が設けられており、とても安全性の高い水を供給しています。
水質基準項目は51、水質管理目標設定項目は27、農薬類の対象リストは15、要検討項目は46定められており、それぞれ厳しい基準値あるいは目標値が設定されています。
また、2011年には放射性物質に係る指標等も定められました。
福島の原発事故より放射性物質が気になる方も多いですが、指標等を定めることでより安全性の高い水が供給できるようにしています。
水道局によってはマイクロプラスチックなども検査している
水道局によっては厚生労働省に定められた水質基準のほか、独自に検査を行っていることもあります。
例えば神戸市で取り組む調査内容は、マイクロプラスチックと有機フッ素化合物です。
マイクロプラスチックとは5mm以下のプラスチックのことで、海洋資源の汚染などが問題視されています。
有機フッ素化合物とは撥水材や乳化剤・コーティング剤などに用いられてきた化学物質でした。
しかし、有害性や蓄積性が近年明らかとなったため製造や使用が禁止されている物質です。
有害な物質であるため、ほかの都道府県でも調査をしているケースもあるでしょう。
これらの調査を行うことで水道水の安全性を高め、安心して飲めるよう努めています。
「天然水=健康」ではない!?
天然水といえば、ペットボトルに入ったミネラルウォーターをイメージしますか?
それとも自然に流れる小川の水や湧き水を思い浮かべますか?
天然水として販売されている水も、小川を流れる水もどちらも天然の水です。
しかし、両者には大きな違いがあります。
それは安全性の高さです。
「天然水=健康」のイメージがありますが、処理の方法によってはとても危険なこともあります。
販売されている天然水は安全
販売されているミネラルウォーター類は、食品衛生法で定められている検査項目をクリアしています。
そのため、販売されている天然水は安心して飲んでよいでしょう。
ただし、ネットショップでは営業許可を得ていない悪徳業者が水を販売しているケースもあります。
悪質な水を飲まないために、販売業者が本当に信頼できるか十分に注意してください。
食品衛生法で定められている検査項目
食品衛生法で定められている検査項目は以下の通りです。
有害な菌や物質について基準が設けられていることはもちろん、においや味・色についても基準があります。
引用:一般財団法人岐阜県公衆衛生検査センター「食品関係営業許可申請に必要な水質検査」
https://www.koeiken.or.jp/
未処理の井戸水は安全ではない
家庭で利用される井戸水は、殺菌処理をしていない可能性があるため危険です。
水源が汚染され、何らかの菌や有害な物質が大量に含まれている可能性があります。
健康を害さないためにも、井戸水は直接飲まないでください。
自然の水に溶け込む有害物質
井戸水など、自然の水に含まれる有害物質には例えば以下のものがあります。
中には名前を聞いたことのある危険な物質もあるでしょう。
これらの物質が含まれている可能性があるため、井戸水はもちろん、きれいだといえない川・湖の水は飲まないでください。
【自然の水に溶け込む有害物質の一例】
- 鉄
- ヒ素
- 大腸菌
- 塩素
- 農薬
- カドミウム
- ウイルス
- 有機溶剤
- ダイオキシン
適切な処理をした安全な天然水がおすすめ
安心しておいしい水を飲みたいのであれば、適切な処理をした天然水がおすすめです。
例えば、島根県浜田市金城町の天然水が飲めるウォーターサーバー「リセットタイム」では、清潔な環境でのボトリングはもちろん、水質調査の結果も2ヶ月に1回公開しています。
ウォーターサーバーの定期メンテナンスもしているため、ずっときれいにご利用いただけるでしょう。
清潔な環境でボトリング
島根県浜田市金城町の地下700mから採水した地下水を、フレッシュで安全な状態でお届けできるよう努めています。
外気に触れないクリーンルームで充填し、清潔な環境でボトリングしています。
また、採水した地下水はろ過のみの完全非加熱で処理しており、自然のミネラルたっぷりです。
ミネラルウォーターの中にはミネラル分を後から添加しているケースもありますが、「リセットタイム」のウォーターサーバーやペットボトルでは自然のミネラルを感じていただけます。
水質調査の結果も2ヶ月に1回公開
トップページ下部の「水質調査のご報告」では、調査結果を2ヶ月に1回公開しています。
硝酸態窒素・放射性物質の調査をしていますが、これまで検出されたことはありません。
気になる方は、いつでも公式サイトからご確認いただけます。
水質調査の結果をご報告することは、水を扱う業者としては当然といわれるかもしれません。
しかし、ほかのメーカーでは公開していないこともあるのです。
私たちは水質調査の結果を公開することで、安全性の高さや品質に信頼を持っていただけるよう努めています。
定期メンテナンスで清潔に使用可能
「リセットタイム」では2年に1回、10,000円相当のメンテナンスを無料で実施しています。
日常のお手入れでは手の届かないところをメンテナンスするため、ずっと安心してご利用いただけることが特徴です。
また、無料でのメンテナンスとなるためランニングコストを抑えることもできます。
有償で対応しているメーカーもありますが、「リセットタイム」は無料で対応しているためメンテナンス費用がかかりません。
もしサーバーに異常があれば、コールセンターやお問い合わせフォームにて対応します。
まとめ
水道水や天然水の安全性について解説しました。
水道水は国によっては安全とはいえないこと、天然水は販売されていない自然のものは危険であることがわかったかと思います。
インフラ整備が進んでいない国の水道水や、自然に流れる水や井戸水はお腹を壊したり健康を害したりする可能性があるため、決して直接飲まないようにしましょう。
安全な天然水を飲みたいのであれば、適切な処理をしたうえで販売されているものがおすすめです。
「リセットタイム」では、非加熱でミネラルたっぷりの天然水を赤ちゃんから年配の方まで安心してお飲みいただけます。
安全でおいしい天然水をお探しの方は、ぜひご検討ください。

執筆監修
有馬 直之主任
2018年より無添加・オーガニック・健康に拘った天然水を追い求め、天然水法人営業担当として活動。全国の天然水を飲み比べ、よりよい安心安全な天然水の情報をお客様にお届けするために奔走。現在、アクアソムリエの資格を目指し奮闘中。