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ペットボトルの直飲みは要注意?菌の増殖を抑える方法も解説
2023.05.18
直飲みしたペットボトルを放置すると、菌が増殖して食中毒になる可能性があります。
菌の種類によりますが、食中毒になると嘔吐・下痢・腹痛などの症状が現れやすいのです。
そこでこの記事では、ペットボトルの中身別に直飲みした際の菌の増殖数を解説します。
菌の増殖を抑える方法も説明しているため、普段から直飲みしていて不安をお持ちの方はぜひ参考にしてください。
目次
【中身別】口を付けたペットボトルはどのくらい菌が増殖する?
直飲みしたペットボトルを放置すると、菌が増殖します。
特に高温の場所での放置や長時間の放置では「ちょっと飲んだだけだし、大丈夫」と油断はできません。
では、どのくらい菌が繫殖するのでしょうか?
直飲みしたペットボトルでの菌の増え方を、水・麦茶・その他の飲料に分けて説明します。
水の場合
水道水ではなく、ミネラルウォーターのペットボトルを直飲みして放置した場合の実験結果をご紹介します。
下の画像は、鹿児島県学校給食会が実施した実験結果です。
引用:公益財団法人鹿児島県学校給食会「食品検査室だよりうみなぎ」
市販のミネラルウォーターを直飲みした後、冷蔵庫(5℃以下)・クーラーをかけた室内(約26℃)・屋外(37℃)で5時間放置したところ、冷蔵庫で保管したものは24個/ml、室内で保管したものは44個/ml、屋外で保管したものは180個/mlに増殖しました。
一番菌が増えたのは屋外で放置したペットボトルです。
1mlあたり180個の菌がいる結果となりました。
飲みかけで200mlしか残っていなくても、36,000個の菌が入っている計算になります。
冷蔵庫で保管した場合と比べて7.5倍に増殖するため、飲みかけのペットボトルを屋外に放置しない方がよいことは明らかです。
麦茶の場合
2つ目にご紹介するのは、宇都宮市が実施した麦茶での実験結果です。
直飲みした麦茶のペットボトルを、室内の気温を想定した30℃のふ卵器で静置した結果、以下のようになりました。
引用:宇都宮市「口をつけたペットボトル飲料、飲み残しは飲まない方がいい?」
24時間後に約3倍の9,100個/mlとなり、48時間後には約10倍の30,000個/mlまで増殖しました。
麦茶でこれだけ菌が増殖した理由は、原料である大麦に炭水化物が比較的多く含まれているためと考えられます。
麦茶はミネラルが含まれており、夏の水分補給にはぴったりの飲料ですが、屋外で長時間放置しないようにしましょう。
その他
最後に、ミルクコーヒーや緑茶・オレンジジュース・スポーツ飲料での結果をご紹介します。
こちらも、宇都宮市が実施した実験結果です。
引用:宇都宮市「口をつけたペットボトル飲料、飲み残しは飲まない方がいい?」
ミルクコーヒーは直飲みして24時間後には1万倍、48時間後には3億個以上の細菌が確認されました。
これほど増殖した理由はミルクコーヒーに糖分やたんぱく質が多く含まれており、これらが菌のえさになったためと考えられます。
一方、緑茶・オレンジジュース・スポーツ飲料は菌が増殖しませんでした。
緑茶にはカテキンが含まれていること、オレンジジュースやスポーツ飲料は酸性であることから、菌の増殖を抑える効果があったと考えられます。
しかし、菌が増殖しないからといって完全に安全であるとは言い切れません。
どんな飲料でも、開封後はなるべく早く飲み切りましょう。
ペットボトルの菌の増殖を抑えるには?
水を安全に飲むために、菌を増やさない方法を解説します。
ペットボトルをよく直飲みする方は、ぜひ参考にしてください。
その日のうちに飲み切る
どんな温度でも放置すると菌が増殖するため、なるべく早めに飲み切りましょう。
気温によっては菌が大幅に増殖するため、数時間でも放置する場合は冷蔵庫やクーラーボックスなどの冷たい場所がおすすめです。
コップに注いで冷蔵庫で保管する
ペットボトルの中で菌を増殖させないために、直飲みをせずコップに注いで飲むよう心がけてください。
容量が多くて残ってしまう場合、開封後は冷蔵庫で保管しましょう。
なお、飲み終わったコップは必ず洗って乾燥させてください。
洗わず繰り返し使った場合、口からコップに付着した菌が増殖し臭くなります。
安全に水を飲むならウォーターサーバーがおすすめ
「手軽に飲めるペットボトルが便利だけれど、実験結果を見て衛生面が不安になった」
「水道水ではなく天然水が飲みたくて、いつもペットボトルを購入している」
このような方は、天然水のウォーターサーバー「リセットタイム」がおすすめです。
菌が増殖しない仕組みと徹底した品質管理、減容タイプのボトルを採用して菌を侵入させにくく増殖させないようにしているため、安心してお飲みいただけます。
菌が増殖しない仕組み
ウォーターサーバーには冷却機能があり、雑菌の増殖を防ぐ仕組みになっています。
そもそも、ウォーターサーバー内部に菌が入らなければ増殖はしません。
しかし、採水場や出荷工場では菌が入らないよう徹底管理していても、設置時に手に付着した菌が入ってしまう可能性があります。
そこで活躍するのが冷却機能です。
先ほどご紹介した実験結果からわかるように、低温で保管した水は高温で放置した水よりも菌の増殖を抑えられます。
水を冷やすだけでなく低い温度を一定に保つことで効果が期待できます。
ウォーターサーバーの仕組みについて詳しく知りたい方は、「ウォーターサーバーってどんな仕組み?安心・安全で便利な仕組みと機能を解説」をご覧ください。
ウォーターサーバーから水が出る仕組みから、冷水や温水を作る仕組みまで詳しく解説しています。
徹底した品質管理
フレッシュな天然水を安全な状態でお届けするために、「リセットタイム」では徹底した品質管理のもと生産しています。
外気に触れないクリーンルームで充填し、検査と検品をクリアしてからの配送です。
これらの徹底した品質管理により、モンドセレクションの360°品質評価にて金賞を受賞するなど、第三者機関による高い品質評価を受けています。
減容タイプのボトル
「リセットタイム」は減容タイプのボトルを採用しています。
減容タイプのボトルとは、水を使うと収縮するボトルのことです。
ガロンボトルのように「ゴボゴボ」と空気が入らないため、外気に含まれる菌が侵入しにくくなります。
まとめ
直飲みしたペットボトルでの菌の増殖を調べた実験結果をご紹介し、増殖を抑える方法を解説しました。
実験結果を見て、「こんなに菌が増えるの⁉」と驚いた方もいるでしょう。
寒い冬場であれば、短時間放置してもあまり菌は増殖しないと考えられますが、暑い夏は要注意です。
海へ遊びに行った際に砂浜や、高温の車内や室内に放置しないようにしましょう。
飲み忘れて長時間放置してしまったら、もったいないと思わず捨てることをおすすめします。
また、安全に飲むためには菌の増殖を防ぐことも重要です。
直飲みせずコップに移して飲んだり、クーラーボックスで保管したりするのがよいでしょう。
最近では、車載用のポータブル冷蔵庫も販売されており、そちらもおすすめです。
自宅で天然水のペットボトルをよく飲む方は、天然水のウォーターサーバー「リセットタイム」を検討してはいかがでしょうか?
いつでもすぐにおいしい天然水の冷水・温水が飲めるほか、徹底した品質管理のもとで生産しているため、安心・安全に水をお飲みいただけます。
執筆監修
中尾 尚喜営業
2020年より長年関わってきたフード業界と全く経験のない営業職に挑戦。ウォーターサーバーメーカー i・ライフソリューションズにて、「ResetTime」の法人営業にゼロから務める。自然の恵みであるアルカリ生天然水 ResetTimeの美味しさを知り、天然水の良さをより多くの人に知ってもらいたいという想いで日々、挑戦中。