安全な水を飲むために！硝酸態窒素が含まれる水が危険といわれる理由をご紹介

硝酸態窒素は水道水にも微量に含まれる物質で、大量に摂取すると体に影響を及ぼす可能性があります。

しかし、そもそも硝酸態窒素とはどういうものなのでしょうか？

本記事では硝酸態窒素の特徴から、危険といわれる理由について、事例とともに解説します。

また、安全な水を飲むためにできることもご紹介しています。

安全性の高い水を飲みたい方は、ぜひ参考にしてください。

硝酸態窒素とは？

硝酸態窒素とは、土壌や水、植物などに存在する無味無臭無色の物質のことです。
野菜の成長に欠かせない栄養素の1つではありますが、人間が大量に摂取すると体に影響を及ぼす可能性があるといわれています。

土壌に保持されにくく水に溶けやすい性質のため、雨などで流れて地下水や河川水に混ざりやすいことも特徴です。

原因としては、生活排水・家畜排せつ物が不適切に処理されたものや窒素肥料が挙げられます。
これらから溶け出して土壌に入り、地下水や河川を汚染します。

水に含まれる硝酸態窒素が危険といわれる理由

硝酸態窒素の環境基準は、硝酸態窒素と亜硝酸態窒素合計10mg／Lです。
これは1971年に設定された基準値であり、それ以前は硝酸態窒素についてあまり問題視されていませんでした。

では、それまで問題視されていなかった硝酸態窒素が、なぜ基準値を設けるほど注目されたのでしょうか？
下記では、基準値が設定されるほど注目されるようになった背景を、事例とともに解説します。

海外の事例

1945年、硝酸態窒素を高濃度に含む井戸水により、1人の幼児にメトヘモグロビン血症が発病した事例がアメリカではじめて報告されました。

メトヘモグロビン血症とは、赤血球の酸素結合と運搬能力が失われ、血液中のメトヘモグロビンが増加した状態になる病気です。
血液中のメトヘモグロビンが40％以上に増えると、頭痛・めまい・呼吸困難・意識障害などの症状が出ます。

その後、北米とヨーロッパでも2,000の事例が報告されその内7～8％が死亡に至ったことから、硝酸態窒素と亜硝酸態窒素に対するハザードが世界で注目されるようになったわけです。

さらに西ドイツの研究によって1959年から7年間、ホウレンソウに含まれる硝酸態窒素によってメトヘモグロビン血症が発症した事例が15件報告され、その患者のすべてが生後3か月未満であったことも発覚しました。

国内の事例

日本国内では、家畜と人の事例が報告されています。

家畜は1965年から1972年の間に98件458頭の反すう動物（牛・羊・ヤギなど）が中毒に、2007年には硝酸態窒素を含む輸入乾牧草を原因として牛の中毒事例が報告されました。

人の事例では、1996年に硝酸態窒素を高濃度に含む井戸水が原因で新生児のメトヘモグロビン血症の事例が1件、2021年には亜硝酸塩などを含む防腐剤を投入した空調用配管内の水の混入により乳児10人がメトヘモグロビン血症を発症した事例が報告されています。

硝酸態窒素入りの水を避けるためにできること

「大量に飲むことはないだろうけれど、なるべく少しでも体に入れたくない」

このようにお悩みの方も多いでしょう。
硝酸態窒素を含まない安全な水を飲みたいのであれば、水質検査の結果を確認したり、硝酸態窒素を含まない水を購入したりするのがおすすめです。

水道の検査結果を確認する

水道局の公式ホームページでは、水質検査の結果が掲載されています。

河川ごとに水質検査を確認できるため、住んでいる地域の浄水場の水質検査の結果を確認しましょう。
水質検査の結果を確認すると、家に引かれている水道水に硝酸態窒素がどのくらい含まれているかがわかります。

各水道局が公開している水質検査の結果は、1年単位から数か月単位などとバラバラです。

可能であれば数か月単位や月単位など、高い頻度で実施されている検査結果を確認してください。
水道水に含まれる物質は、検査する時期によって量が変わることがあります。

硝酸態窒素を含まない水を購入する

水道水に含まれる硝酸態窒素を少しでも飲みたくない場合は、硝酸態窒素が含まれない水を購入するのがおすすめです。
何も混ざっていない純水か、硝酸態窒素に関して定期的に調査しているメーカーがよいでしょう。

なお、天然水を選ぶ場合は、必ず硝酸態窒素の分析試験結果や水質検査結果を公開しているメーカーを選んでください。
ミネラル成分の記載はあっても、水の安全性に関する検査結果を公開していないメーカーもあります。

検査結果が公開されていなければ、硝酸態窒素が含まれているか含まれていないかわかりません。

硝酸態窒素を含まない水を購入したい場合は、必ず検査結果を確認してから購入を検討してください。

手軽に安全な水を飲むなら「リセットタイム」のウォーターサーバーがおすすめ

「水道局の水質検査結果を探すのが面倒」
「硝酸態窒素が含まれていないおいしい天然水が飲みたい」

このようにお悩みであれば「リセットタイム」のウォーターサーバーがおすすめです。
硝酸態窒素を含まない安全な天然水を、手軽に安心してお飲みいただけます。

硝酸態窒素を含まない天然水

「リセットタイム」では、硝酸態窒素を含まない天然水をお届けしています。

大量に摂取すると体に影響を及ぼす可能性のある硝酸態窒素ですが「リセットタイム」の天然水には含まれないため安心です。

また、不純物をほとんど含まない高品質な原水のため加熱殺菌する必要がなく、熱を一切与えない完全非加熱で処理しています。
そのため、自然のミネラルがたっぷりです。

硝酸態窒素を含まず自然のミネラルを味わえる天然水をお求めの方には、ぴったりだといえるでしょう。

定期的に検査を実施

「リセットタイム」では、硝酸態窒素と放射性物質に関して定期的に検査を実施しています。

どちらも一般財団法人日本食品分析センターによる分析試験を依頼しており、硝酸態窒素も放射性物質もこれまで検出されたことはありません。

さらに徹底して品質管理しているため、赤ちゃんから年配の方まで安心してお飲みいただけます。

メンテナンス無料

ウォーターサーバーの利用で多くの方が気になるのが、メンテナンスです。

ウォーターサーバーに自動クリーニング機能を搭載しているメーカーも多いのですが、そうした場合メーカーが直接ウォーターサーバーの内部を確認することはありません。
また、メーカーによるメンテナンスを依頼すると有料での対応になることが多いものです。

しかし「リセットタイム」では10,000円相当のメンテナンスを2年に1度実施しています。

タンク内の洗浄から劣化した部分の部品交換、ドリップトレーの交換など、通常では手に届かない細かい部分のメンテナンスもお任せください。

※ベーシックコースのみ無料。バリューコースは有料にて対応。

まとめ

硝酸態窒素は海外の事例と国内の事例により、安全性が問題視されて基準値が設定されている物質です。

水道水に基準値を超える硝酸態窒素が含まれることは通常では起こりませんが、赤ちゃんや小さな子ども、年配の方がいるご家庭では少しの量でも気になってしまうことでしょう。

少しでも体に入れたくない方は、硝酸態窒素を含まない水を購入するのがおすすめです。
公式サイトで検査結果が公開されている、安全性の高い水を選びましょう。

執筆監修

有馬 直之主任

2018年より無添加・オーガニック・健康に拘った天然水を追い求め、天然水法人営業担当として活動。全国の天然水を飲み比べ、よりよい安心安全な天然水の情報をお客様にお届けするために奔走。現在、アクアソムリエの資格を目指し奮闘中。