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ウォーターサーバーってどんな仕組み?安心・安全で便利な仕組みと機能を解説
2022.01.27

ウォーターサーバーはすぐに冷水と温水が使えますが、その仕組みについて疑問に思ったことはありませんか?
実は給水方法や冷却・加熱方法はそれぞれ2種類あり、どのメーカーのウォーターサーバーを使っても同じというわけではありません。
ウォーターサーバーには、安心・安全で便利に利用できる仕組みと機能が、豊富に搭載されています。
特に、給水方法について理解すれば、ライフスタイルに合ったウォーターサーバーを選ぶことも可能です。
「ウォーターサーバーの仕組みをきちんと理解してから導入したい!」と考えている方のために、ウォーターサーバーの給水方法から冷却・加熱方法の仕組みまで、詳しくご説明します。
目次
ウォーターサーバーから水が出る仕組み
ウォーターサーバーのボトルやパックが上置きか下置きかにより、水を出す仕組みは変わります。
上置きタイプは大気圧などを利用し、上から下へ水を流すことにより、内部のタンクに水を給水しています。
したがって、上置きタイプのウォーターサーバーは給水時に電力を使わないものも多いです。
一方、下置きタイプのウォーターサーバーは電力を用いて給水します。
サーバーの内部には冷水用タンクと温水用タンクの2つがありますが、上部が冷水・下部が温水のケースが多いようです。
そのため、下置きタイプのウォーターサーバーは、電力でいったん上のタンクまで水を引き上げる必要があります。
それぞれメリットとデメリットがありますが、「メリットが多いからよい」「デメリットが多いから悪い」というわけではありません。
ご自身の負担やライフスタイルも視野に入れて、ウォーターサーバーを選ぶことをおすすめします。
上置きタイプのメリット・デメリット
メリット | デメリット |
・停電時でも使えるものがある ・差し込み口の確認がしやすい ・水の残量が確認しやすい | ・水を交換する際に体に負荷がかかる |
下置きタイプのメリット・デメリット
メリット | デメリット |
・水を交換する際に負荷が少ない ・見た目がスッキリとする | ・水の残量が確認しにくい ・停電時には使えない ・差し込み口の確認が少し難しい |
ウォーターサーバーで冷水を作る仕組み
雑菌の繁殖を防ぐため、冷却機能が付いているウォーターサーバーがほとんどです。
ウォーターサーバーの冷却機能は主に2つあり、「電子式」と「コンプレッサー式」のどちらかの方法により冷却されています。
電子式
ウォーターサーバーの冷却機能における「電子式」とは、半導体素子に電気を通して冷却する方法を指します。
ゆっくりと水を冷却するため、作動音が静かなメリットもありますが、冷却に時間がかかるデメリットもあります。
「ペルチェ冷却方式」とも呼ばれ、この方式を採用した冷蔵庫がホテルの客室用として利用されることもあるようです。
コンプレッサー式
「コンプレッサー式」は、冷水用タンクの外側に金属管を巻き付け、その管で冷媒を循環させることにより冷却する方法です。
電子式との大きな違いは、半導体素子ではなく冷媒を利用して冷却している点です。
コンプレッサー式は冷蔵庫や除湿器などでよく使われていますが、電子式と比べて振動音が大きいデメリットがあります。
冷却スピードの早さから採用しているウォーターサーバーのメーカーもありますが、音に敏感な人は寝室に置くのは避けた方がよいでしょう。
ウォーターサーバーのおすすめの置き場所については、以下の記事でもご紹介しておりますので、ぜひ参考にしてください。
「ここってOK?ウォーターサーバーのおすすめの置き場所を紹介!」
ウォーターサーバーで温水を作る仕組み
ウォーターサーバーは電源さえ入れておけば、すぐにお湯が利用できます。
とても便利な機能ですが、なぜすぐにお湯が使えるのか不思議に思ったことはありませんか?
お湯ができる仕組みは、「金属棒」あるいは「ヒーターバンド」により、ウォーターサーバーの温水用タンクの水が温められるためです。
金属棒
温水用タンクの中に金属棒を設置し、電気を通して熱を発生させます。
そのときの熱により、水が温まる仕組みです。
「飲み水が直接金属棒に触れているの?それって大丈夫?」と思われるかもしれませんが、業者による定期点検を行っているメーカーならば、心配はいりません。
もしも何かあれば、業者が丁寧に対応してくれるはずです。
ヒーターバンド
金属棒のほか、ヒーターバンドにより加熱する方法もあります。
ヒーターバンドとは、筒状や角型に加工できるほど薄いヒーターのことで、温めたい物の形状に合わせて、広い範囲を加熱できることが特徴です。
ウォーターサーバー以外にも、ドラム缶や一斗缶に使用されており、「バンドヒーター」とも呼ばれています。
安心・安全に使えるウォーターサーバーの仕組み・機能4つ
ウォーターサーバーの構造に焦点を当て、給水方法や温水・冷水を作る仕組みについて解説しました。
そこで次は「安心・安全」「便利」に焦点を当て、その仕組みや機能についてご紹介します。
冷却機能で雑菌の繁殖を防ぐ
「すべてのウォーターサーバーに備わっている」と言っても過言ではない冷却機能ですが、ただ単に冷たい水を作り出すだけではなく、雑菌の繫殖を防ぐ役割も持っています。
水は食べ物とは違い、「腐る」ことはありません。
よく「水が腐っている」「傷んでいる」とは言いますが、それは水の内部で菌が大量に繁殖している状態のことを指します。
ウォーターサーバーのボトルやパックの水は、衛生環境が整ったクリーンな製造工場でボトリングされています。
顧客からの信頼を守るため、採水からボトリングまでの過程で不純物や菌が混入することは考えられませんが、ウォーターサーバーの給水・注水口に雑菌が付着している可能性も捨てきれません。
何らかの理由で雑菌が入ってしまったとしても、繁殖しにくい温度に保っていれば、適切な衛生状態が保てます。
そういった意味で、ウォーターサーバーの冷却機能は2つの役割を持っていると言えるでしょう。
「ワンウェイ方式」「リターナブル方式」
ウォーターサーバーには、「ワンウェイ方式」「リターナブル方式」の2種類があります。
ワンウェイ方式はボトルやパックが使い捨てできるもので、リターナブル方式はボトルを回収して再び水を充填して利用するものです。
ワンウェイ方式は使い終わった後にゴミが発生しますが、ボトルやパック内に空気が入らないものも多いことから、「衛生的である」と評価することもできます。
チャイルドロック
まだどんなものが危険であるか判断できない小さなお子様は、誤ってウォーターサーバーの温水レバーを引いてしまうかもしれません。
温水レバーを引いたり、コックを開いたりすれば、熱いお湯が手や体にかかってやけどをする恐れもあります。
そういった事故を防止するためにも、チャイルドロック機能が付いているウォーターサーバーがおすすめです。
空焚き防止機能
先述したように、ウォーターサーバーの中には冷水用タンクと温水用タンクがあります。
電源を入れておけば、冷たい水も熱いお湯もすぐに出てくるのがウォーターサーバーのメリットですが、水が切れても作動してしまいます。
無駄な電力を使うばかりでなく、ずっと加熱し続けてしまうため温水タンクは空焚き状態です。
空焚きによる故障を防止するために、空焚き防止機能がついているウォーターサーバーもあります。
防止機能が付いているからといって、ずっと水を補給しなくてもよいわけではありませんが、「うっかり」による故障を防ぐことはできるでしょう。
ウォーターサーバーの料金の仕組みは?
ウォーターサーバーの料金は、水代やサーバー代・メンテナンス代などで構成されています。
水道水と比べれば決して安いとは言えませんが、きちんとした理由がある料金設定です。
料金は採水・ろ過ボトリング、衛生環境の保全や従業員の賃金などから算出されます。
どのメーカーもお客様に納得して飲んでいただけるよう、設備を整えたり、より良いサービスを提供したりしているため、どうしても水道水並みに安くなることはないでしょう。
「ウォーターサーバーは高いから買わなくてもいい!」という意見の人もいます。
水道水で満足しているのであれば、確かにウォーターサーバーを導入する必要はないかもしれません。
しかし、コンビニやスーパーで天然水を毎日購入している方にとっては、ウォーターサーバーを利用したほうが水代を抑えられることもあります。
ウォーターサーバーの電気代や料金については「【ウォーターサーバーの電気代】家電との比較・メーカー別電気代紹介」でご説明しておりますので、ぜひ参考にしてください。
安心・安全なウォーターサーバーなら「リセットタイム」
「リセットタイム」のウォーターサーバーは、チャイルドロック付きで安心・安全!
チャイルドロックをつまみながら赤いレバーを押せば、温水が出てきます。
好奇心旺盛な小さなお子様がいても、チャイルドロックが付いていれば安心です。
また「リセットタイム」のウォーターサーバーは、ボトル内の水の圧力を使ってお湯を出しているため、ボトルの水がなくなればお湯は出ず、空焚きの防止にもなります。
ボトルの水がなくなったことにすぐ気づけなくても、故障しにくいので安心です。
2年に1回無料メンテナンスを行っており、万が一ウォーターサーバーの本体に不具合があれば、無料で交換も行っておりますので、安心してご利用いただけます。
安心・安全で便利なウォーターサーバーをお探しであれば、ぜひ「リセットタイム」をご検討ください。
まとめ
ウォーターサーバーの構造や機能などに着目し、その仕組みについて解説しました。
「なぜウォーターサーバーはすぐに冷水や温水が出るの?」と疑問を持たれていた方も、仕組みを理解いただけたのではないかと思います。
また、今まで知らなかったウォーターサーバーの機能についても、知ることができたのではないでしょうか。
ウォーターサーバーはすぐに冷水や温水が使えて便利なだけでなく、品質を維持したり事故を防止したりするためにも、さまざまな機能が搭載されています。
もしも、どんなウォーターサーバーを導入しようか迷っている方は、搭載されている仕組みや機能に着目して選んでみるのもよいでしょう。

執筆監修
宮崎 寿治
ResetTimeのほか、かぞく想いの天然水、純天然アルカリ保存水の担当として営業活動を執り行うかたわら、日々知識をアップデートすべく勉強中。独自の切り口から様々な情報を取り入れ、そこで得た知識を基に記事の監修を行う。得意分野は保存水。