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水って腐るの?どの位の時間でどんな風になる?疑問を解決します!
2025.10.02

「この水、ちょっと変なにおいがするかも…」
「いつまで保存して大丈夫?」
そんな不安を感じたことはありませんか?
清涼飲料水よりも安全に思える水も、保管方法によっては衛生面に問題が出ることがあります。
特に夏場や開封後は注意が必要です。
この記事では「水が腐るとはどういうことか、どんな原因で腐るのか」について解説します。
家庭での水の管理に不安がある方は、ぜひ参考にしてください。
目次
水が腐るとはどんな状態?

実は「水が腐る」という状態はありません。
水そのものは無機物のため腐ることはないのです。
ただし、不純物や空気中の細菌が混入することで、腐ったように見える変化が起こります。
これは、水の中の栄養分に微生物が繁殖し、においやぬめりが発生した状態です。
実際には「腐っている」わけではありませんが、見た目や臭いが腐ったような状態になります。
※本記事では、わかりやすくするために「腐る」という言葉を使って説明します。
水が腐るとどうなる?腐った状態の見分け方
水が腐った状態は、ご自身ですぐに判断できます。
腐っている水は、味・見た目・臭いなどに顕著に現れるからです。
たとえば、以下の変化があります。
- 生臭い
- 白っぽく濁る
- ぬめりを感じる
- いつもの味と違う
ちょっとでも臭いが変だと感じたり色が変だと感じたりしたら、その水は飲まないようにしましょう。
「腐る」ことがないなら水の賞味期限とは?
水の賞味期限は、内容量の変化とにおい移りを防ぐために設定されています。
ペットボトルは微量の気体を通す性質があるため、水分がわずかに蒸発し、中身が減少する恐れがあります。
これにより、記載されている量と内容量が変わってしまうため、内容量が変わらない期間が賞味期限として定められているのです。
また、微量の気体を通す性質上、においが移りやすいため、できるだけおいしく飲める期間としても賞味期限が設定されています。
水の賞味期限については、以下の記事も参考になります。
賞味期限切れでもOK?水道水・天然水・湧き水の保存期間を解説
水が腐る2つの原因

水が濁ったり臭ったりするのには、はっきりとした原因があります。
- 細菌の混入
- 殺菌に必要な塩素の減少
この2つがそろうと、見た目やにおいに異変が生じます。
以下では、それぞれの原因についてくわしく解説します。
細菌の混入
ペットボトルの水が腐る原因として、開封による雑菌の混入があります。
未開封の水は殺菌処理されており腐りにくいですが、ペットボトルの開封後は空気中の細菌が入りやすくなるのです。
特に口をつけて直接飲んだ場合は、口内の菌も混入するため、細菌の発生率が高くなります。
塩素の減少
水の塩素濃度が下がると、腐った状態になります。
水道水は塩素で消毒されており、蛇口から出た時点では安全です。
しかし、時間の経過とともに塩素が減少すると、細菌が繁殖しやすくなるのです。
特にペットボトルやコップで保管した場合、3日を目安に残留塩素がほぼ消えてしまいます。
水は何日・何時間で腐る?種類別の目安

水の種類によって、安全に飲める期間は大きく異なります。
空気との触れやすさや塩素などの影響があるためです。
たとえば、空気に触れにくいウォーターサーバーの水などは長持ちしやすい傾向があります。
以下では「ウォーターサーバーの水、水道水、浄水、沸騰水」の4種類について、それぞれの保存期間と注意点を解説します。
ウォーターサーバーの水
ウォーターサーバーの水は、開封後およそ2週間もちます。
未開封であれば賞味期限は約6か月です。
ペットボトルと比べれば空気や細菌の混入が起こりにくいですが、だからと言っていつまでも腐らないわけではありません。
使用頻度が少ない場合でも、2週間程度で飲み切るようにしましょう。
ウォーターサーバーの水の賞味期限については、以下の記事も参考になります。
ウォーターサーバーの水にも賞味期限はある!期限が切れた際の活用方法もご紹介
水道水
水道水は常温で3日以内、冷蔵保存で10日以内に飲みきりましょう。
水道水に含まれる塩素が時間の経過とともに減少し、細菌が繁殖しやすくなるためです。
塩素には殺菌効果がありますが、空気に触れると徐々に効果が弱まります。
特に夏場や直射日光にさらされる環境では、1日で腐ることもあります。
ただし、飲みかけの水は雑菌が混入するため、当日中に飲み切ってください。
浄水した水道水
浄水した水道水は常温で数時間以内に飲み切ってください。
浄水器によって殺菌効果のある塩素が除去されるため、細菌が増殖しやすくなるからです。
特に夏場など気温が高い環境では、すぐに傷んでしまいます。
冷蔵保存した場合でも、当日中には飲み切りましょう。
沸騰させた水
沸騰させた水は当日中に飲みきってください。
煮沸によって塩素が失われると、水中の雑菌増殖を抑える作用がなくなるためです。
水道水には殺菌用の塩素が含まれていますが、沸騰によってこの成分が取り除かれると、細菌が繁殖しやすくなります。
特に夏場や高温多湿の場所では傷みやすくなり、においや味に異変が出やすくなります。
水を沸騰させる効果ややり方については、以下の記事も参考になります。
水道水を沸騰させる効果とは?沸騰時間や安全性についても解説
腐った水を飲むとどんな症状が出る?

腐った水を飲むと、下痢や腹痛、嘔吐などの症状が出ることがあります。
水の中で増殖した細菌の影響によるものです。
中でも食中毒菌が含まれていた場合、発熱を伴うこともあります。
たとえば、飲んだ直後にお腹を下すケースもあれば、1週間以上経ってから症状が出ることもあり、体調や菌の種類によって異なります。
また、自己判断で下痢止めなどの薬を飲むと、体外への菌の排出を妨げてしまう恐れがあります。
腐った水に含まれる菌がすべて有害とは限りませんが、症状が続いたり水分が取れない状態が続いたりする場合は、必ず医療機関を受診してください。
水を長持ちさせる方法

水をできるだけ長く清潔な状態で保つには、空気や細菌との接触を防ぎましょう。
目には見えなくても、空気中や口の中には微生物が存在しており、水に混入することで腐る原因になります。
たとえば、未開封のペットボトルは数ヶ月保存できますが、開封後は雑菌が入りやすくなります。
以下で3つの方法を解説しますので、水を長持ちさせるための参考にしてください。
なるべく空気にさらさない
水を長持ちさせるには、できるだけ空気に触れさせないようにしましょう。
空気中には細菌や微粒子が含まれており、水に触れることで腐敗が進みます。
たとえばペットボトルの水でも、開封しなければ長期間の保存が可能です。
逆に、開封後の水は空気と触れることで雑菌が混入しやすくなり、日持ちしにくくなります。
また、密封状態が不完全な場合も傷みが早まる原因となります。
空気との接触を最小限に抑えることが、水を衛生的に保つ基本です。
口をつけて飲まない
ペットボトル水などの場合、直接口をつけずに飲むことで、水を長持ちさせることができます。
口の中の細菌や汚れが容器内に入ると、水の劣化が早まり、日持ちしなくなるためです。
たとえば、ペットボトルの水をコップに注いで飲むと、容器内に細菌が混入しにくくなり、数日間保存しても衛生状態が保ちやすくなります。
逆に、口をつけて飲んだ水は、たとえ冷蔵保存しても雑菌が繁殖しやすくなります。
口をつけずに注いで飲むだけで、水の衛生状態を保ち、無駄なく使うことができます。
冷えた場所で保管する
水を長持ちさせるには、冷蔵庫など冷えた場所で保管しましょう。
水は温かい場所に置くと細菌が繁殖しやすくなり、腐るリスクが高まります。
特に開封後のペットボトルや水道水は外気に触れるため、常温では日持ちしません。
ただし、冷蔵保存していても完全に腐敗を防げるわけではないため、なるべく早めに飲み切ることが大切です。
水の備蓄方法については、以下の記事も参考にしてください。
水の備蓄はどこに収納する?収納場所と管理のコツ
衛生管理が難しい場合はウォーターサーバーがおすすめ

日々の水の管理に手間や不安を感じるなら、衛生面に配慮されたウォーターサーバーの導入を検討してみましょう。
密閉構造や自動クリーニング機能などにより、細菌の混入リスクを最小限に抑え、安心して使い続けられます。
以下でウォーターサーバーをおすすめする理由を4つ紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
ウォーターサーバーなら未開封状態を長く保てる
水は空気や細菌に触れることで品質が劣化しますが、ウォーターサーバーのボトルは密閉構造になっており、開封前は空気が入りにくいため衛生的です。
さらに、開封後も空気が逆流しにくい設計が施されているものが多く、細菌が繁殖しにくい状態が保たれます。
ペットボトルや水道水のように管理に気を使う必要がないため、毎回の衛生管理が難しい方にとっても扱いやすいです。
清潔な状態を維持しやすいため、安心して飲み続けられます。
冷水・温水どちらもすぐに使えて衛生的
ウォーターサーバーは、冷水と温水をいつでも使えるうえに、衛生的に保ちやすい点で優れています。
水道水やペットボトルでは「冷やす・沸かす」手間がかかるうえに、開封後の管理がしにくいです。
一方、ウォーターサーバーはボトルが密閉されており、空気や細菌が入りにくいため、清潔な状態を保ちやすくなっています。
さらに、多くの機種では内部の自動クリーニング機能も備わっており、常に安心して使用できます。
衛生面での不安や手間を減らしたい方には、便利な選択肢です。
飲み残しや容器管理のストレスがない
飲み残しや容器管理の手間を減らしたい場合、ウォーターサーバーが便利です。
ペットボトルや水筒では、飲み残しによる雑菌の繁殖や、容器の洗浄・保管などの衛生管理が必要になります。
一方、ウォーターサーバーは密封された状態で給水されるため、水に触れる部分が限られており、衛生的です。
飲み残しの心配がないうえに容器の洗浄も不要なため、毎日の管理負担が軽減されます。
忙しい方や衛生管理が気になる家庭に向いています。
定期配送で品質が一定に保たれる
定期配送型のウォーターサーバーであれば、安心して使えます。
定期配送では、衛生管理が徹底された工場で製造された水が一定のサイクルで届けられるため、品質が安定しています。
市販の水や水道水では保管方法や温度管理にばらつきが出やすいです。
一方、ウォーターサーバーなら未開封で届くため、保存中に雑菌が混入するリスクも抑えられます。
安定した品質の水を継続して使いたい方にぜひおすすめです。
水の品質や安全性に不安を感じる人は、ウォーターサーバーの利用をおすすめします。 |
水の衛生管理が不安なら
水は保存や取り扱いによって腐ることがあります。
しかし、空気や雑菌との接触を防ぐなど、対策を心がければ日持ちさせることは可能です。
とはいえ、毎回の衛生管理が難しい場合は、ウォーターサーバーの利用も検討してみましょう。
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執筆監修
有馬 直之主任
2018年より無添加・オーガニック・健康に拘った天然水を追い求め、天然水法人営業担当として活動。全国の天然水を飲み比べ、よりよい安心安全な天然水の情報をお客様にお届けするために奔走。現在、アクアソムリエの資格を目指し奮闘中。








