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地震発生時に水は不可欠!知っておくべき備蓄対策
2025.07.10

地震によるライフラインの停止は、いつどこで起きても不思議ではありません。
なかでも水道の断絶は、日常生活に直結する大きな問題です。
- 飲み水が手に入らない
- トイレが流せない
- 手も顔も洗えない
そんな状況に備えるために、水の備蓄方法を考えておきましょう。
本記事では、地震時に水がどれほど重要かを解説しながら、家庭でできる備蓄方法を紹介します。
いざというときの安心のために、ぜひ最後までお読みください。
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目次
地震に備えて水は必要?

地震発生時、水は最も重要なライフラインの一つです。
停電やガス停止と異なり、断水が起きると生活全体に深刻な影響を及ぼします。
飲み水だけでなく、食事の準備やトイレ、手洗いなど、あらゆる場面で水は不可欠です。
以下では、2つのポイントから水の重要性について解説します。
水は最優先で必要
災害時、人間の生死を左右するのは「水」です。
水分を摂らなければ、人間はわずか数日で命の危険にさらされます。
仮に食べ物がなくても2~3週間は生きられるとされていますが、水を一滴も飲めない場合は4~5日程度で死んでしまうと言われています。※1
特に乳児や高齢者、病気のある人は、少しの脱水でも深刻な症状につながるため注意が必要です。
加えて、トイレや洗顔、手洗いなど衛生面でも水は欠かせません。
※1 参考元:防災プロの地震対策ショップ
過去の災害からわかる水の重要性
これまでの大地震を振り返ると、断水の影響は非常に深刻でした。
東日本大震災では、都市部でも水道の復旧に数週間かかった地域があり、給水車に長時間並ぶ必要がありました。
また、熊本地震では地震直後から広範囲で断水が発生し、支援物資の到着までに時間を要しました。
実体験から見ても、水は電気やガス以上に日常生活に密接に関わっており、日ごろから備蓄を意識しておくべき対象といえます。
地震が発生したら水を貯めておく

地震が発生したら、できるだけ早く水を貯めておくようにしてください。
なぜなら、地震が発生後に断水が起き、水が使えなくなる可能性があるためです。
発生直後から水を貯めておけば、もしもの場合にも安心できます。
地震発生後に断水が起きるタイミング
地震が起きた直後は、すぐに断水するとは限りません。
多くのケースでは、水道管の破損や水源設備の点検・安全確認のため、数時間〜半日程度で徐々に供給が止まることがあります。
この短い時間が、生活用水を確保する重要なチャンスです。
- 風呂や洗濯槽に水を貯めておく
- ペットボトルや鍋などあらゆる容器に水を入れる
など、即時の行動を心がけてください。
特に夜間に地震が発生した場合、翌朝までに断水する可能性が高いため、起きている間にできるだけ水を確保しておきましょう。
地震に備えた一人あたりの水の備蓄量

地震が発生した後、水はどのくらい貯めておけばよいのでしょうか。
以下では、国や自治体が推奨する目安と、それを基にした実践的な備蓄量の考え方を紹介します。
家庭の構成や体調、住んでいる地域などによって必要量は変わってくるため、自分たちに合った計画を考えておきましょう。
国や自治体が推奨する量
内閣府や各自治体では、災害に備えて「1人あたり1日3リットルの水を3日分、つまり計9リットル」を備蓄することを推奨しています。※2
これはあくまで最低限の目安であり、飲み水としての必要量を中心に計算されています。
調理や衛生用途を考慮すれば、1人あたり1日6リットル程度の水が理想的であり、1週間分と考えると42リットル必要です。
これにより、断水が長期化した場合でも、ある程度の自立した生活ができます。
※2 参考元:大事な水、どうやって備えますか?:農林水産省
家族構成・体調・地域による備蓄量を調整
実際の備蓄量は、世帯の人数や個々の健康状態、地域のインフラ状況によって柔軟に調整できるように考えておきましょう。
たとえば乳幼児や高齢者がいる家庭では、体温調節が苦手だったり、排尿回数が多かったりするため、多めの水が必要となります。
また、都市部よりもインフラの復旧に時間がかかりがちな地方や山間部では、長期的な備蓄を意識する必要があります。
ペットを飼っている場合も、その分の水を加算して計画しておきましょう。
地震時に必要な水量はどの位?
地震発生後の生活を想定した場合、飲料水に加えて生活用水の確保も重要です。
飲料水だけであれば1日3リットルでも足りますが、手洗い・うがい・調理・トイレなどを含めると1日6〜8リットルが目安となります。
仮に4人家族で7日間生活する場合、必要な水の総量は168リットル〜224リットルです。
この数字を見ると、備蓄水だけではまかないきれないケースも多いため備蓄の工夫やアイデアも併せて取り入れるようにしましょう。
災害対策としておすすめの水の備蓄方法

水の備蓄といっても、方法にはいくつかの選択肢があります。
以下では4つの方法を紹介します。
ペットボトル
最も手軽な備蓄方法がペットボトルです。
スーパーやドラッグストアで簡単に購入でき、期限表示もわかりやすいため管理しやすいのが特徴です。
2リットルボトルは保管効率が高く、500mlボトルは持ち運びやすさに優れます。
用途ごとに使い分けながら備蓄すると便利です。
また、水道水をペットボトルに入れて保存する方法もあります。
水道水の保存方法については、以下の記事を参考にしてください。
水道水をペットボトルに入れて保存する際のポイントと注意点
防災用タンク
長期保存を目的とした専用の防災用タンクは、大容量(10〜20リットル以上)での保管が可能です。
空気や光を遮断する構造で、水質を長く保てるタイプもあります。
使用時は蛇口付きで注ぎやすく、給水所からの運搬や一時的な生活用水の保管に役立ちます。
家族が多い家庭や、備蓄スペースに余裕がある場合に特におすすめです。
お風呂の浴槽に水を貯める
断水に備えて、地震発生後すぐにお風呂の浴槽に水を張る方法もおすすめです。
生活用水として、トイレや掃除、手洗いなど多用途に活用できます。
衛生面が気になる場合は、専用の浴槽用ポリ袋(バスタブバッグ)を使えば清潔に保管することができます。
ただし、飲料水としては不向きなため、用途を限定して使いましょう。
ウォーターサーバー
ウォーターサーバーは普段使いと備蓄を兼ねられる便利な設備です。
サーバー本体に電気が必要ですが、ボトル単体でも注水できるものが多く、停電時にも活用できます。
衛生管理された水が手軽に使えることに加え、定期配送サービスを利用すれば補充も容易で、防災意識の維持にもつながります。
なお、停電時のウォーターサーバーの使い方については、以下の記事を参考にしてください。
停電時でも利用できるウォーターサーバーの特徴と使い方を解説
備蓄水としてウォーターサーバーもおすすめです。 |
実践したい水の備蓄アイデア

水の備蓄は単に量を確保するだけでなく、スペースや利便性、安全性を考慮した工夫が必要です。
特に収納スペースが限られている家庭や、長期保存に不安がある方にとっては、少しの工夫が大きな差につながります。
以下では、水の種類や選び方、代用可能アイテム、備蓄スペースなど、実際に水を備蓄するために必要なポイントについて解説します。
備蓄水の種類と選び方
備蓄用の水には、長期保存水(保存期間5〜15年)や通常のミネラルウォーター(2年程度)があります。
備蓄のしやすさを考えると、長期保存水をベースにしつつ、日常的に消費して入れ替えるローリングストック方式を併用するのが理想です。
また、保存状態を保つためには直射日光を避け、温度変化の少ない場所に保管することがポイントです。
万一に備えて複数の保管場所に分散しておくと、一部が使えなくなっても対応できます。
なお、ウォーターサーバーの水を備蓄水とするご家庭も多いですが、ウォーターサーバーの水の賞味期限は一般的に6ヶ月~1年と覚えておきましょう。
ウォーターサーバーの水の賞味期限については、以下の記事も参考にしてください。
ウォーターサーバーの水にも賞味期限はある!期限が切れた際の活用方法もご紹介
水以外で代用可能なアイテム
飲料水としては代用できませんが、生活用水の一部をまかなえるアイテムとして、ウェットティッシュやドライシャンプー、アルコール消毒液などがあります。
これらを活用することで、水の消費量を抑えることができます。
飲料水に関してもスポーツドリンクの粉末や濃縮飲料を準備しておくと、味に変化をつけたり、栄養補給として役立ったりします。
緊急時には缶詰の汁や加熱不要のスープ類も水分源となるため、飲用水とは別にこうした食品も併せて備蓄しておくと安心です。
備蓄スペースの工夫
限られた収納スペースでも効率よく水を備蓄するために、収納家具の下やベッド下、クローゼットの隅などのデッドスペースを活用しましょう。
箱買いした水をそのまま段ボールで保管するのではなく、100均や収納グッズを活用して縦置きや積み重ねがしやすい状態にすることで、空間を有効活用できます。
また、非常持ち出し袋には小型の水パウチを入れておくと、避難時の携帯性も確保できます。
水がない場合の対処法

いざというとき、備蓄していた水が使えない、または足りないという事態も想定されます。
そのようなときの代替手段も知っておきましょう。
以下では、2つのアイデアを紹介します。
代用できる水の確保方法
断水時でも、雨水や河川水、湧水など自然の水源を利用することが考えられます。
ただし、そのままでは飲用には適していないため、適切な処理が必要です。
加えて、給水所や自治体の配給が開始されるまでの時間を想定し、近隣の給水場所を事前に確認しておくと安心です。
家の構造によっては給湯器のタンクやトイレのタンクに残った水を利用することもできます。
日ごろから「非常時に使える水はどこにあるか」を把握しておきましょう。
ろ過・煮沸・浄水グッズの活用
自然水や再利用水を安全に使うためには、浄水処理が不可欠です。
簡易的な方法としては煮沸が有効です。
1分以上沸騰させることで多くの細菌やウイルスを死滅させられます。
また、市販のポータブル浄水器やろ過ストローは、屋外でも手軽に水を浄化できる便利なアイテムです。
家庭用としては活性炭入りの浄水ポットなども活用できます。
地域やライフスタイルに合わせた水の備蓄方法

地域の気候や自宅の設備、ライフスタイルによっても水の備蓄方法は変わります。
以下では、それぞれの家庭に合った応用的な備えのポイントを解説します。
高層マンションに住んでいる場合の対策
高層階に住んでいる家庭では、地震による停電に伴ってポンプが停止し、水道が使えなくなるリスクが特に高くなります。
そのため、日ごろからの水の備蓄は不可欠です。
しかし、重量物である水を大量に高層階まで運び込むのは非常に負担が大きいため、500ml〜2リットルの軽量パックを中心にした備蓄がおすすめです。
また、給水が再開してもポンプの故障などで自宅まで届かないケースもあるため、バケツリレーに代わる折りたたみ式ポリタンクや簡易給水タンクを用意しておくと、給水所からの持ち帰りが格段に楽になります。
子育て家庭・高齢者家庭の対策
赤ちゃんがいる家庭では、水の使用量が通常よりも格段に多くなります。
粉ミルクの調乳には衛生的な飲料水が欠かせず、哺乳瓶の洗浄や消毒にも湯水が必要です。
また、おむつ替えや身体の清拭などにも水を使う場面が多く、災害時には特に慎重な備えが求められます。
一方、高齢者家庭では、体温調節機能の低下や持病の影響で脱水症状に陥りやすいため、こまめな水分補給が命に関わる問題になります。
動きが制限されることもあるため、日常の動線上やベッド周辺など、手に取りやすい場所に水を配置しておくことも大切です。
さらに、服薬に必要な水の量も忘れず計算に入れておきましょう。
地域性を踏まえた対策
地域によって備えるべきポイントは異なります。
たとえば寒冷地では、冬季に備蓄水が凍結して使えなくなる恐れがあるため、断熱材付きの収納ボックスや保温カバーの利用が効果的です。
室内備蓄を基本とし、暖房の効く部屋に設置すれば凍結のリスクを下げられます。
また、雨の多い地域では、雨水を一時的に生活用水として使えるよう、雨水タンクやろ過装置を用意しておくと便利です。
給水制限が長期化しがちな山間部や離島などでは、通常より長めの備蓄期間(10日〜2週間)を想定した準備が求められます。
地震対策としての水の備えは今から始めましょう

地震は予測不能であり、発生直後から私たちの生活は一変します。
中でも「水」は命に直結する最重要インフラであり、飲料・衛生・調理など日常のあらゆる場面で不可欠です。
災害時に慌てないためにも、今できることから一つずつ備えていきましょう。
行動の積み重ねが、いざというときの安心と冷静さにつながります。

執筆監修
有馬 直之主任
2018年より無添加・オーガニック・健康に拘った天然水を追い求め、天然水法人営業担当として活動。全国の天然水を飲み比べ、よりよい安心安全な天然水の情報をお客様にお届けするために奔走。現在、アクアソムリエの資格を目指し奮闘中。






