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レンタルor購入?どちらのウォーターサーバーがお得か徹底比較
2022.07.15
定期的に水をお届けするウォーターサーバーには、本体のレンタルプランと購入プランがあります。
どちらにもメリットはありますが、総合的に見るとどちらがお得なのかわからない方もいるでしょう。
レンタルプランと購入プランのどちらがお得なのか判断しやすいよう、それぞれの特徴を徹底的に比較しました。
両者のメリットを解説し、レンタルプランに向いている方・購入プランに向いている方の特徴を説明します。
ウォーターサーバーをレンタルプランで利用するか、購入するかで迷っている方はこちらを参考にしてください。
目次
ウォーターサーバーのレンタルプランと購入プランはどちらが安い?
水を配送してくれるウォーターサーバーは、レンタルプランと購入プランがあります。
「どちらが安いの?」と思われる方もいらっしゃいますが、その方が何を重視するかで安いか高いかは変わるでしょう。
ではどちらが安いのか判断するために、まずはそれぞれの相場から比較します。
なお、ウォーターサーバーは水道直結型、RO水、天然水と種類が豊富です。
この記事では水の品質にこだわりたい方のために、天然水のウォーターサーバーを比較することとします。
レンタルプランは約12Lで2,000円前後
ウォーターサーバーのレンタルプランを検討するとき、一番気になるのは水代ではないでしょうか。
初期費用・レンタル料・配送料・メンテナンス料も気になる点ですが、これらを無料としているメーカーも多いため、まずは水代だけに注目して解説します。
レンタルプランの水代は約12Lで2,000円前後です。
1回の最低注文数を約12L×2本などとしていることも多いため、1カ月にかかる水代は最低でも4,000円前後かかるでしょう。
水代だけが請求されるウォーターサーバーを選べば、1カ月の水代は一人暮らしの方が1カ月4,000円前後、二人暮らしの方が4,000~8,000円、赤ちゃんがいる家庭では12,000~16,000円ほどです。
人数別の料金が詳しく知りたい方は、「【2022年最新】ウォーターサーバーの月額費用と人数別の相場」も参考にしてください。
購入プランの本体価格は約5万円から
購入プランで一番気になるのは、ずばりウォーターサーバーの本体価格でしょう。
メーカーによって金額は異なりますが、約5万円からが相場のようです。
例えばフレシャスの購入プランでは52,800円、サントリー天然水ウォーターサーバーは59,800円となっています。
水代はレンタルプランの価格よりいくらか割引し、1セットあたり800~900円ほど安いです。
毎月1セットの購入であれば800~900円、1年で9,600~10,800円お得になりますが、元を取ろうと思えば5~6年かかるでしょう。
長期間使うのであれば問題ありませんが、それほど長く使うかわからない場合は、購入プランよりレンタルプランを検討したほうががよいかもしれません。
参考:フレシャスhttps://www.frecious.jp/
サントリー天然水ウォーターサーバーhttps://www.suntoryws.com/
ウォーターサーバーの「レンタル」と「購入」のメリット・デメリット比較
「レンタルプランと購入プランの違いがわからない!」とお悩みの方のために、それぞれのメリット・デメリットを表にまとめました。
プラン | メリット | デメリット |
レンタルプラン | ・初期費用が安い ・途中でサーバーの種類が変えられる ・廃棄に困らない ・無料でメンテナンスしてくれることもある | ・途中で解約すると解約金がかかる ・毎月レンタル料がかかるものもある ・購入プランより水代が高くなるプランが多い |
購入プラン | ・レンタルプランより水代が安くなるプランが多い ・レンタル料がかからない ・長期的に見るとコストが安い | ・初期費用が高い ・廃棄が難しい ・メンテナンスサービスがない ・ウォーターサーバーの種類を途中で変えられない |
こうして比較すると、レンタルプランのメリットが購入プランのデメリットに、購入プランのメリットがレンタルプランのデメリットになっていることがよくわかります。
しかし、「こちらの方が安い!」と感じるには重要視する点によって異なります。 1つずつ比較し、どちらの方が安いのか考えてみましょう。
初期費用
初期費用に関してはレンタルプランの方がお得です。
初期費用がかかることもありますが、高くても1,000円程度で済むほか、初期費用無料のウォーターサーバーも多くあります。
一方、購入プランではウォーターサーバーの購入代金が初期費用となります。
分割払いも可能なため一度に支払う金額を減らすことは可能ですが、レンタルプランの初期費用と比べると明らかに高いです。
水代
水代は購入プランの方が安くなる傾向があります。
特に、レンタルプランと購入プランの両方を取り扱うメーカーでは、「レンタルプランより○%OFF!」として購入プランのほうがお得とアピールしています。
例えばフレシャスは18%、サントリー天然水ウォーターサーバーは20%がレンタルプランの水代から割引されています。
実際の金額としては、1セットにつき約800~900円の割引です。
参考:フレシャスhttps://www.frecious.jp/
サントリー天然水ウォーターサーバーhttps://www.suntoryws.com/
月額料金(レンタル料)
購入プランはレンタル料がかからないため、レンタルプランと比べると毎月かかる費用が安いです。
しかし、レンタルプランのウォーターサーバーの中にはレンタル料が無料で利用できるものもあります。
レンタル料が無料のウォーターサーバーが気になる方は、「レンタル無料のウォーターサーバー8選!レンタル時の注意点も解説」をご覧ください。
無料になる条件も掲載しておりますので、参考になると思います。
解約金
レンタルプランでは、メーカーによりますが、途中解約すると解約手数料がかかります。
決められた期間を超えて使用すればかかりませんが、イメージと違った場合や水の味が気に入らなかった場合でも、期間中に解約すると手数料が発生します。
一方、購入プランの場合は解約金がかかりません。
一括でも分割でもお金を支払うことがすでに決まっているため、解約金は不要です。
新機種との交換
購入プランはウォーターサーバーの本体を買い取るため、新機種との交換ができません。
しかし、レンタルプランでは途中でサーバーを交換・変更できます。
「ずっと同じものは嫌だ」と思う方には、購入プランは向いていないでしょう。
メンテナンスサービスの有無
購入プランでは無料のメンテナンスサービスを受けられないことがあります。
サーバー本体にクリーン機能がついていることも多く、メンテナンスが不要だからです。
レンタルプランでは、クリーン機能などが搭載されていないウォーターサーバーの場合、無料でメンテナンスを実施しているケースがよくあります。
2年ごとに隅々までメンテナンスしてもらえるほか、定期的に丸ごと交換しているメーカーもあるためかなりお得です。
ウォーターサーバーにクリーン機能がついていても、内部がどうなっているのかは確認できません。
安全を確認してから水を飲みたい方は、無料のメンテナンスサービスがついているレンタルプランを選ぶとよいでしょう。
廃棄の手間・負担
購入プランの場合、一番困るのが廃棄の手間や負担です。
ウォーターサーバーはフロン類を使用しているため、無料回収などには対応していません。
粗大ごみとして処分する方法もありますが、地域によっては受け付けていないこともあります。
不用品回収業者に有料で処分してもらうか、処理施設に持ち込んで廃棄する方法が無難です。
しかし、これには手間や負担がかかるため後回しにしてしまう方もいるでしょう。
レンタルプランであれば、解約時や交換時にウォーターサーバーを回収してくれます。
自分で処理する必要がなくとても楽です。
ウォーターサーバーの「レンタル」が向いている方
ウォーターサーバーのレンタルが向いている方の特徴は、以下の4つです。
・初期費用をかけたくない
・3年以上使用するかわからない
・メンテナンスサービスを受けたい
・同じメーカーのほかのウォーターサーバーにも興味がある
もしこれらの特徴に当てはまるのであれば、購入プランではなくレンタルプランを検討されてはいかがでしょうか。
初期費用をかけたくない
記事の冒頭でウォーターサーバー本体の購入金額の相場をご紹介しましたが、「高い!」と思われた方はいませんか?
そのような方は初期費用をなるべくかけたくないと思っているのではないでしょうか。
もしそうであれば、レンタルプランの方がおすすめです。
初期費用が無料のウォーターサーバーもあるほか、初期費用が発生しても本体購入のように高額ではありません。
特に、「水代を支払うだけで利用したい!」と思っている方は、初期費用・レンタル料・配送料・メンテナンス料のすべてが無料のウォーターサーバーを探してみるとよいでしょう。
「天然水で安いウォーターサーバーおすすめ5選|天然水のメリットも解説」の記事も参考にしてください。
3年以上使用するかわからない
ウォーターサーバーは、水の味や本体の使用感がイメージと異なる場合があります。
初めて利用する方は「ウォーターサーバーがある生活」を経験していないこともあり、長期間利用するか迷っている方もいらっしゃるでしょう。
導入しても3年以上使用するかどうかわからない場合は、レンタルプランの方がおすすめです。
解約金が発生する期間はメーカーによって異なりますが、決められた期間以上使用すれば解約金は必要ありません。
メンテナンスサービスを受けたい
レンタルプランはプロによるメンテナンスを受けられる場合があります。
クリーン機能を搭載していれば実施されないケースもありますが、それ以外のウォーターサーバーでは無料でメンテナンスをしていることも珍しくはありません。
例えば「リセットタイム」では10,000円相当のメンテナンスを2年に一度無料で行っています。
有料でメンテナンスをしているメーカーよりもお得なのはもちろん、日常では手の届かない部分をメンテナンスするため、長期間の利用も安心です。
「家族が安心して飲めるようにメンテナンスはしっかりしておきたい」と思う方は、無料のメンテナンスサービスが受けられるウォーターサーバーを選びましょう。
同じメーカーのほかのウォーターサーバーにも興味がある
メーカーによってはウォーターサーバーの種類が複数あります。
それぞれデザインや搭載されている機能が異なり、契約した後になって「やっぱりあっちにすればよかった…」と後悔することもあるかもしれません。
新しいデザインや機能が好きな方は、レンタルプランがおすすめです。
ウォーターサーバーの種類が複数あるメーカーでは、有料でサーバーの種類を交換していることがあります。
使用年数によって料金は変わりますが、解約金や本体の購入金額と比べれば費用を抑えられます。
ウォーターサーバーの「購入」が向いている方
ウォーターサーバーの購入が向いている方の特徴は、以下の3つです。
・水代を安くしたい
・3年以上使用するつもりがある
・長期的に見てコスパがよい方を選びたい
このようにお考えであれば、購入プランの方がよいかもしれません。
水代を安くしたい
水代をとにかく安く抑えたい方は、購入プランの割引を利用しましょう。
レンタルプランで購入する水よりいくらか割引されています。
レンタルプランと購入プランの両方があるメーカーでは、購入プランの水代が1番安くなるよう設定されていることもあります。
3年以上使用するつもりがある
3年以上使用するつもりがあれば、レンタルプランよりも購入プランの方がお得です。
先ほども解説しましたが、購入プランでは水代が割引されます。
1セットで割引される金額を900円、ウォーターサーバーの本体価格を5万円と仮定して考えてみましょう。
毎月水を1セット購入するのであれば、約5年で元が取れることになります。
さらに、水の購入量を2セットに増やせば2年半もかかりません。
長期的に見てコスパがよい方を選びたい
ウォーターサーバーの購入プランは水代がレンタルプランよりも安く、長く使えば使うほどお得であることがわかりました。
毎月の水の消費量が少なければ5年以上、2セット以上の場合は3年以上使用すると考えているのであれば、コスパがよいのは購入プランです。
長期的に見てコスパがよい方を選びたい方は、「5年もしくは3年以上使用する」の条件をクリアすればレンタルプランよりお得になるかもしれません。
全体的なコスパを考えればこんなウォーターサーバーがおすすめ
「どのプランが一番お得か?」を考えたとき、何を重視するかで変わります。
全体的なコスパを重視した場合は、以下の3つの特徴を備えたウォーターサーバーがよいでしょう。
レンタル料が無料のウォーターサーバー
レンタルプランのウォーターサーバーはレンタル料がかかることもありますが、無料のものもあります。
「リセットタイム」ではレンタル料が無料のウォーターサーバーを提供しているほか、初期費用・配送料・メンテナンス料も無料です。
水代以外の費用がかからないためとてもお得です。
無料のメンテナンスが受けられる
2年に一度、10,000円相当のメンテナンスサービスが無料で受けられるのも「リセットタイム」の特徴の1つです。
定期的なメンテナンスで清潔さを保ち、毎日安心して天然水が飲めます。
省エネ機能が搭載されている
ウォーターサーバーは水の衛生状態を保つためにも、コンセントを外さずに稼働し続けなければなりません。
そうすると、気になってくるのが電気代です。
全体的なコスパを重視してウォーターサーバーを選ぶのであれば、「エコモード」や「省エネ設計」など省エネ機能が搭載されたものがあります。
エコモードに設定するだけで、電気代が変わります。
「リセットタイム」のウォーターサーバーは、エコモード稼働時の電気代は1カ月約500円です。
エコモードに切り替えても冷水は12℃、温水は75℃と問題ない温度で使用できます。
また、通常時でも電気代は1カ月約600円です。
冷水は5℃・8℃・10℃、温水は80℃・85℃・90℃のそれぞれ3段階で使用できるため、水の温度を使い分けたい方は通常モードでご使用ください。
まとめ
ウォーターサーバーのレンタルプランと購入プランを比較し、どちらがお得なのかを解説しました。
購入プランは水代が安くなるため、長期間使用することが決まっていればお得です。
しかし、「初期費用が高い」「メンテナンスが受けられない」「廃棄が難しい」などのデメリットがあります。
長期間使用するのかどうか分からない場合であれば、レンタルプランのウォーターサーバーがよいでしょう。
初期費用・レンタル料・配送料・メンテナンス料など、水代以外の費用がかからないウォーターサーバーもあり、加えて省エネ機能が搭載されていれば、ウォーターサーバーを購入するより、トータルのコストを抑えられるかもしれません。
執筆監修
有馬 直之主任
2018年より無添加・オーガニック・健康に拘った天然水を追い求め、天然水法人営業担当として活動。全国の天然水を飲み比べ、よりよい安心安全な天然水の情報をお客様にお届けするために奔走。現在、アクアソムリエの資格を目指し奮闘中。